巷談舎便りvol.104 昨夜は中秋の名月。見事な満月をみることができました。 雨続きの8月。9月も雨で始まり、ようやく秋晴れの日がやってきました。 昨日久しぶりに友達と三人でランチに行ってきました。 昨年オープンしたお店ですが、なかなか行くことができず、 やっと行くことができました。 友達も私も修行時代から知っているので、店を構え店主となった彼を見て、 まるでお母さん目線です。 たっぷり会話を楽しみ、おいしい食事とお酒で心もお腹も大満足。 帰りに主人にお酒をお土産にいただきました。 友達と別れたあと、デパートに寄り、食料品を購入。 袋をいくつも抱え阪急電車に乗りました。 お酒は重いので足元に置き、残りの袋は膝の上に。 ほろ酔いでお腹もいっぱい。ついウトウト寝てしまいました。 「豊中」というアナウンスではっと目を覚まし、 慌てて降りそのまま店に帰りました。 主人にお土産をいただいたことを言い、渡そうとしたら 肝心の袋がありません。 電車の中に置き忘れたことに気がつきました。 すぐに阪急電鉄に電話をしたところ、雲雀ヶ丘花屋敷の駅で 預かってもらっていることがわかりました。 親切な方が電車の中を見回っていた乗務員の方に渡してくださったそうです。 大急ぎで雲雀ヶ丘花屋敷に行きました。 「あの、山根と申しますが、電車の中にお酒を・・」 「ああ、山根さんですね。すぐ冷蔵庫から出してきますので、 しばらくお待ちください。」 「え!わざわざ冷蔵庫に入れてくださったんですか?」 「はい、要冷蔵とシールが貼ってあり、保冷剤が入っていたので 入れておきました。」 「本当にありがとうございます!」 「いえいえ、よくあるんですよ。」 電話の応対の女性もとても親切で丁寧だったし、 雲雀ヶ丘花屋敷の係りの方は終始にこにこ笑顔でした。 なんて親切な対応。自分の迂闊さを反省しつつ、 感激してしまいました。 先日4月に買ったばかりのパソコンが壊れてしまいました。 早速修理に出しましたが、初期化しないとだめということでした。 リカバリーディスクを用意しておいてくださいと言われ、 さて一体どこにあるのかと必死で探しました。 出てきたのは以前のパソコンのものだけ。 メーカーに問い合わせるとパソコンを使って自分で作るのだと いうことが分かりました。 パソコンがないのに一体どうやって作るの?万事休す! 修理の人に連絡を入れると、なんとか中のデータはすべて 取り出せそうなので、こちらでやってみますと言われました。 一週間後、パソコンがようやく直り、また使えるようになりました。 使えない間仕事の連絡には電話とFAXで対応しました。 作家やお客様に荷物やはがきを送るにも名簿がないので、 名刺や芳名帳を引っ張り出しました。 私も主人もいまだに携帯電話でメールと電話以外の機能は 使ったことがなく、郵便番号を調べるだけでも大変でした。 いままでの企画展のデータもすべてパソコンの中にあります。 どれだけパソコンに頼っていたのかよくわかりました。 さて、今月は9月27日(土)〜10月4日(土)まで 「−彩− 岡 晋吾・さつき展」を開催します。 昨年は200種類以上の作品が届き、店の中は華やかな 色絵・染付・安南・白瓷の器が所狭しと並びました。 岡さんの手による白瓷や染付にはなんとも言えない深い味わいがあります。 今回も薪の窯で焚いた白瓷や赤絵が並びます。 さつきさんの愛らしく華やかな色絵や染付には心が和みます。 8月末、写真撮り用にダンボールが3個も届き、岡さん夫妻の 意気込みを感じました。 すべての作品を写真に撮れないので、作品を全部並べ、 その中から岡さん15点・さつきさん19点の作品を選び、 写真に撮りました。 試行錯誤しながらのDM作りを終え、出来上がりを待つばかりです。 岡さん夫妻は今一生懸命絵付けの最中です。 このあとどんな作品が届くのか楽しみです。 ぜひご覧いただきたいと思います。 ホームページでも一部ご紹介します。こちらもぜひご覧ください。 10月の企画展 10月25日(土)〜11月1日(土)「田中佐次郎展」 こちらは次回詳しくお伝えします。 巷談舎 山根幸子
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Vol.104 |
2014年9月 |