巷談舎便り

巷談舎便りvol.103

 梅雨明けとともに各地で猛烈な暑さが続いています。

 朝晩大きなやかんでお茶を作っています。
我が家は結婚以来、主人の実家で作ったハブ茶を飲んでいました。
母が作れなくなってから、九州に行った時に道の駅で買ったり、
唐津や有田の作家の人が見つけた時に送ってくれます。
ハブ茶はエビス草(ケツメイシ)の実で眼精疲労・胃腸・高血圧・口内炎に
良いそうです。
実はこれ、たった今ネットで調べて知ったことです。

主人はこどもの頃からおなかにいいと言われて飲んでいたそうです。

小さな俵形でこれを煎ってお湯に入れ、少しだけ煮出します。
煎りたてのはぶ茶は香ばしくて美味しいです。
娘が小さい頃学校に持って行くと友達がみんな珍しがって飲んでいたそうです。

 実家の母が来て一ヶ月。調子の良い日悪い日、いろいろです。
なかなか歩いてくれないので、朝早く涼しいうちに主人が一緒に
散歩してくれることになりました。
家の中で少しずつできることを増やそうと家事の手伝いを頼んだりしています。

 さて、7月19日(土)〜26日(土)は「唐津からの風 2014」を開催しました。

5人で約250種類の作品が並びました。

絵唐津・斑唐津・朝鮮唐津・無地唐津・刷毛目・粉引・山瀬・井戸・
白瓷などなどヴァリエーション豊かな作品が並び、
個性が際立ち、唐津の良さを存分に楽しむことができました。

初日は内村さん・初日・二日目は中川さん・二日目・三日目は竹花さん
四日目・五日目は梶原さんがそれぞれ来阪。
たくさんのお客様と唐津談義に花が咲きました。

内村さんは味のある井戸や山瀬の土を使った作品が圧倒的な人気でした。

梶原さんは長い時間をかけて砂岩を砕いて土と釉薬を作り、
梶原さんでしか作れない作品が並びました。

竹花さんは今回無地唐津がとても良く、派手さはありませんが、
品のある作品に仕上がっていました。

安永さんはざっくりとした土味が魅力で、
絵唐津の片口・黒唐津の器がとても良かったです。

今回初めて参加してくれた中川恭平さん。
DMが届いて、お母さんが自然坊さんの仏壇にDMを供えてくれたそうです。

懐かしい刷毛目や朝鮮唐津の器が登場しました。
あらためて自然坊窯の凄さを感じました。
自分の作品が目の前で売れていくことに立ち会うのは初めてのことでした。
一生懸命お客様と話をしている姿が初々しくて、とても可愛かったです。

初日の夜一緒にお酒を呑みながら酔っ払った主人が「恭平、俺はお前の鎧になる!」
恭平君「はい。」
私「こんなおじちゃんが鎧になったら暑苦しくてたまらないよねえ。
それを言うなら、盾になるでしょうが!」と思わず突っ込んでしまいました。
恭平君「・・・はい。」

来年が楽しみです。

さて、次回の企画展は9月27日(土)〜10月4日(土)
岡 晋吾・さつき「彩」を開催いたします。
こちらは次回詳しくお伝えいたします。

夏休みのお知らせ  8月7日(木)−17日(日)までお休みいたします。


                     巷談舎 山根幸子

 

Vol.103
2014年8月

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