巷談舎便り

巷談舎便りvol.102


 
 サッカーのワールドカップもいよいよ4強が揃いました。
どのチームが勝ってもおかしくないレベルの高さやスピード感に
ただただ感心するばかりです。
ハイライトシーンを見るだけでもわくわくします。
個人的にはネイマールが欠けたブラジルに頑張ってほしいです。

 実家の母が5月から体調を崩し、岡山と大阪を行ったり来たり
していました。
先月下旬に電話をしたところ、「あちこち体が痛くて昨日から急に歩けなくなった」と
言うのです。
翌日慌てて実家に帰ると杖をついてようやく歩ける状態の母がいました。
2週間前に帰った時とは様子がすっかり変わっていました。
夜お風呂に入る母の足を見て、びっくりしました。
両足がパンパンに腫れていて、足の感覚もなくなっていました。
入浴後足のマッサージをしたところ、少しだけ腫れが引きましたが、
やはり怖いくらいに腫れています。
かかりつけの病院に行き、血液検査をしてもらった結果、
貧血とタンパク質の不足以外にどこも異常がないということでした。
体調を崩して以来、いろいろなものを作り送っていましたが、食欲がなく、
家で毎日一日中椅子に座っていたようです。
十分な栄養が採れていなかったこと、体を動かさないため
筋力がすっかりなくなっていたことが原因のようです。
主人に車で迎えに来てもらい、大阪に連れて帰ってきました。

今日で一週間になりますが、主人のマッサージのおかげで
足の腫れはすっかり引き、食欲も旺盛になりました。
あとは固まった体を少しずつ動かせるように歩く練習です。
今月末に岡山の病院に連れて行きますが、主治医の先生が
びっくりするくらいに頑張ろうねと話しています。

6月21日(土)〜28日(土)「若き旗手たち 金重潤平・細川護光・矢野直人」を
開催しました。
5回目となる今回は唐津の矢野直人さんが加わったことで、
とても良いバランスの企画展となりました。

茶碗・花器・酒器・食器など200点以上の作品が並びました。
金重さんの重厚な備前・細川さんの焼〆や釉薬もの、
矢野さんの唐津と昨年と比べてより確かな手応えを感じることができました。

初日・二日目と三人が揃い、それぞれがお客様と話をしたり、
互いの土や釉薬、窯について話込んだりと活気あふれる二日間でした。
来年またこの三人の作品に出会えることが楽しみでなりません。

 さて今月7月19日(土)〜26日(土)は「唐津からの風 2014」を開催します。
参加してくれるのは内村慎太郎さん・梶原靖元さん・竹花正弘さん・安永ョ山さん、
そして中川恭平さんの5名です。

今回初めて参加してくれるのは中川恭平さん。自然坊さんの息子さんです。
お父さんの意志を継いで陶芸家となりました。
自然坊さんの遺した窯と土と釉薬は素晴らしい宝物です。
これから少しずつ恭平さんの個性を生かした作品を
作っていってくれたらと思います。

残念ながら安永ョ山さんは個展と重なってしまったため、来てもらえませんが、
その他の方々の在廊日は次のとおりです。

 内村慎太郎さん 7月19日  梶原靖元さん 7月22日・23日
 竹花正弘さん  7月20日・21日 中川恭平さん 7月19日・20日      
今年も唐津からどんな風が吹いてくるのか、とても楽しみです。

ホームページでも一部ご紹介します。こちらもご覧ください。

8月の企画展は暑いのでお休みいたします。
                        巷談舎 山根幸子


                            

Vol.1021
2014年7月

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