巷談舎便りvol.099
桜の花が散り始めました。店の行き帰りに桜を眺めながら、心浮き立つ気分で
自転車を走らせていたのでとても名残惜しいです。
昨日でWindowsXPのサポートが終わり、なんとか滑り込みセーフでWindows8に
切り換えることができました。
3月初めに新しいパソコンを注文していたのですが、納期が大幅に遅れ、
随分気を揉みました。
切り換えたことでいくつかの古いソフトが入らないことが判明。
慌てて、昨日ソフトを注文しました。
ちゃんと使えるまでには当分時間がかかりそうです。
3月末から4月にかけて、消費税の変更などでバタバタの毎日でしたが、
そんな中縁あって知り合った熊本のお料理屋さんから春の食材がたくさん届きました。
蕨、こごみ、タラの芽、せり、芋の芽、金時草、春キャベツ、ばってん茄子など
数え上げたらきりがありません。
今まで食べたことのない物もあり、早速ネットで食べ方を調べました。
山菜は天ぷらに、芋の芽はけんちん汁に入れ、蕨はアク抜きをしておきました。
後日、蕨は主人の友人から届いたこれまたとびきり美味しい筍と一緒に
炊き込みご飯にしました。
食い意地が張っているので、どんなに忙しくても、こうした元気な食材をいただくと、
「頑張ってご飯を作るぞ!」という気になります。
美味しいものを食べる時が一番の幸せです。
先月は3月22日(土)〜29日(土)まで内田鋼一・川端文男・田中佐次郎・西端 正
「極上のひととき」を開催しました。
内田さんはプラチナ彩・黒釉の注器やぐい呑などの酒器を中心に、
川端さんは美しい自然練込の片口や食器・塗り土の黒いぐい呑など、
佐次郎先生は絵唐津の向付や鉢・無地唐津の筒湯呑など、
西端さんは小鉢・焼酎カップ・湯呑・皿・盃を100点などそれぞれ
出してくださいました。
今回限りという品がほとんどでこちらの期待以上の作品が集まりました。
普段なかなか手に入れることのできない品に、いらっしゃったお客様も満足して
くださったようで、嬉しかったです。
最終日には西端さんが来てくださいました。
「ひとりで美味しい酒と肴を楽しむ極上の時間」というテーマに戸惑われたそうです。
「ひたすら轆轤を回していると、なんや肩の力がすーっと抜けていくようで楽しかった。
食器は初心者やさかい、良いきっかけを作ってもらった。」と言ってくださいました。
私たちが店を始めて間もない頃に初めて伺った時、右も左もわからない私たちに
優しく接してくださった西端さん。
今もその時と変わることなく接してくださいます。
さて、4月12日(土)〜19日(土)から My Favorite Things−私のお気に入り−を
開催します。
出品作家は小坂 明さん・寺内真二さん・十時啓悦さん・藤井憲之さんの4名です。
高知の小坂さんは織部の食器を中心に焼〆拭漆、白磁のポットなど、
有田の寺内さんは染付の天塩皿や鉢・そば猪口など、
東京の十時さんは根来の皿や盆・拭漆の敷板など、
瀬戸の藤井さんは白磁・青白磁のポットや食器・珍しい黒磁の器などが並びます。
毎日の食卓が楽しくなるような器の数々をご覧ください。
初日・二日目は小坂さん・寺内さんがいらっしゃいます。
HPでも一部ご紹介いたしますので、こちらもご覧ください。
5月は企画展お休みいたします。
6月の企画展は6月21日(土)〜28日(土)「若き旗手たち 金重潤平・細川護光・矢野直人」
を開催いたします。
こちらは次回詳しくお伝えします。
巷談舎 山根幸子
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