巷談舎便りvol.096

　　　　　　　　　　　　　　　
　明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

今年のお正月は久しぶりにのんびりと過ごすことができました。

ただ、普段何もしないでいることがあまりないので、
じっと座っていられず、何か用事を見つけてはちょこまか動いていました。
昨年は休みの日も店に行き、家でのんびり過ごすことがほとんどありませんでした。
今年からは休む時は休むことにしようと主人と話しています。

1月４日に大分の菊池　克君が我が家に遊びに来てくれました。

主人は毎年唐津の水野旅館さんで忘年会をやっています。
昨年は唐津の梶原さん・安永さん・矢野さん・有田の豊増さん・
熊本の梅田さん・大分の菊池さんが集まりました。

いつものことですが、やきものの話に始まりやきものの話で終わるそうです。
「お前らやきもの以外に出来る話はないのか？」と
主人が思わず口走ってしまうほどです。

熊本の梅田さんと克君は共に自然坊さんのところの兄弟弟子ですが、
同じ九州とは言え、なかなか会う機会がなかったそうで、この後、
矢野さんに教えてもらったポイントに二人で土掘りに行ったそうです。

物を売ることだけではなく、こうして若い人たちを繋げていくことが主人にとって
何より嬉しいことのようです。

7日には四日市の内田鋼一さんのところに遊びに行きました。
年何回か遊びに行くのですが、昨年はなかなかタイミングが合わず、
2回しか会えませんでした。今年も相変わらず超人的なスケジュールです。
来年の個展を決めました。

出会って20年になりますが、本当に変わらず誠実な人で、引き出しの多さに
驚かされます。
「自分がやりたいことがある。やりたいことをしたいためには
仕事を2倍3倍やり遂げる。」とぽつり。

夕方古くからの友人でもある笹山芳人さんが加わり、楽しい一日となりました。

　さて今月は1月18日（土）から2月1日（土）まで恒例の「ぐい呑100撰」を開催します。

今年も約50名の作家のぐい呑・徳利・注器が600点ほど並びます。

毎日荷物が届き、わくわくしながら荷物を開けています。
店は開店休業状態で、ダンボールと新聞紙の山となっています。
先日いらっしゃったお客様が「いやあ！これは大変だなあ！」と口々におっしゃっていました。

正直大変ですが、その分やりがいがあります。
今年も更にパワーアップした「ぐい呑100撰」。どうぞ楽しみにお待ちください。
HPでも一部をアップしますので、そちらもどうぞご覧ください。

2月の企画展　2月22日（土）から3月1日（土）荒川尚也「ガラスの世界」を開催します。

巷談舎便りをお送りするのがすっかり遅くなってしまいましたが、
今年もよろしくお付き合いください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　巷談舎　山根幸子