巷談舎便りvol.092
巷談舎便りvol.092
大阪では昨日から久しぶりのお天気となりましたが、酷暑の後に各地を襲った豪雨や竜巻と
以前では考えられない天候が続きました。
8月の終わりにここ豊中でも10時から11時の一時間に66ミリの雨が降りました。
店に行くためタクシー会社に電話しましたが、まったく応答なし。
雨の中主人が外でびしょぬれになりながら辛抱強く待ち、やっとのことでタクシーを
捕まえ店までたどり着けました。
途中、低い場所でもないのにマンホールの蓋の穴から雨水が噴水のように噴き出していました。
一昨日の名古屋や昨日の神奈川の豪雨は決して他人ごとではありません。
温暖化が進み、これから毎年こういうことが起きるのでしょうか。
毎朝通っている道沿いのお宅の庭の奥まった所に
手作りの檻のような小屋があります。
そこに何か不思議な生き物が鎮座しています。
猫のようなうさぎのような。
気にはなっても自転車なので近づいて
じっくり見る余裕もなく、
毎日ちらっと見ては通り過ぎていました。
娘に「変な動物が檻に入ってるんだけどね。顔が猫で耳が長いの。」
「え?」
「耳の長い猫か顔の怖いうさぎっているのかなあ?
顔がビリケンさんに似てるの・・・」
「・・・・」
翌日気になるのでそのお宅の塀越しに
じっくり見ました。
猫でもうさぎでもありません。
石で彫られた鬼が座っていました。
どうりで動かなかったはずです。
目をかっと見開き、角と牙がありました。
その日以来、どんなにちらっと見ても
猫にもうさぎにも見えなくなり、少し寂しい気がします。
人の思い込みというのは面白いものです。
それにしても変わった鬼の置物です。
今度はどんな人が作ったのか知りたくなりました。
さて、今月は9月21日(土)から28日(土)まで
「岡 晋吾・さつき展−彩−」を開催します。
岡さんの個展を始めて9回目、さつきさんとの二人展に
なってから4回目を迎えます。
さつきさんが加わることにより、尚一層
作品の幅や華やかさが増しました。
生地はすべて岡さんの手によるものですが、
同じ生地でもそれぞれの筆が入るとまったく違うものになります。
岡さんの味のある白瓷・青瓷、染付・赤絵。
さつきさんの愛らしい色絵・赤絵、染付。
見ているとどうしても使ってみたくなります。
実際に使ってみると本当に料理映えがするのです。
昨年は200種類を超える器が並びました。
今回すでに40種類の器が写真撮影用に届いています。
DMも前回とはまた違った趣向で作りました。
印刷屋さんから送られてくるのが楽しみです。
岡さん夫妻は21日(土)・22日(日)といらっしゃいます。
岡 晋吾・さつき展ぜひご覧ください。
HPでも一部御紹介しますので、こちらもご覧ください。
10月・11月の企画展はお休みいたします。
12月は干支展を開催します。
巷談舎 山根幸子
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