巷談舎便りvol.071
一年が過ぎるのは本当に早く、師走になりました。
私たちの店、巷談舎はおかげさまで11月22日満24年を迎えました。
店を始めた当初は周りの人からも自分たちでさえもこんなに長くやれるとは
思っていませんでした。
本当にお客様と作家の人たちに恵まれたおかげです。ありがとうございます!
やきものの専門店としてこれからも楽しんでいただけるよう、頑張ります。
ついでに・・・もうすぐ結婚30年になります。
先日テレビで三浦友和さんが結婚して30年という話をしていて、
「あれ?うちは去年30年だったわ。」と娘に言ったところ、
「お母さん、今年で30年でしょう?」そう、自分の年を間違えていました。
ここ数年誕生日を迎えても「さてわたしはいくつになったのか?」ということがしばしば。
思っていたよりひとつ若くなったので得をした気分になりました。
そしてこのやりとりを隣の部屋で聞いていた主人から、先日サプライズのプレゼントが。
まったく期待していなかったのでびっくりしました。
娘からひとこと「お父さんやるじゃん。」
秋から店にいらっしゃるようになったKさん。
80歳を超えた今でも現役で洋裁店をなさっています。
いつも娘さんと一緒にいらっしゃいます。
いろいろなお話を聞かせてもらいますが、「専門店としての誇り」という言葉に
心を打たれました。人生の大先輩から語られる話はひとつひとつに説得力があり、
時が経つのを忘れてしまいます。Kさんのように年を重ねていけたらなあ・・と思います。
お酒きもお好きだそうで、ぐい呑み展を楽しみにされているようです。
さて本日12月10日(土)から24日(土)まで「干支展−辰−」を開催します。
出品作家は石山哲也(陶・信楽)・大隈美佳(磁・神奈川)・川井ミカコ(陶・奈良)
小澤順一(陶・岐阜)津守愛香(陶・信楽)・山田裕子(ガラス・奈良)の6名です。
干支展も今年で4回目となりました。楽しみにしてくださっているお客様も年ごとに増え、
12月恒例の企画展として定着してきたのが嬉しいです。
来年の干支「辰」をテーマにいろいろな作品を作ってもらいました。
今年はどんな作品が入っているのかとわくわくしながら荷を開ける作業も
楽しみのひとつです。
今年は悲しい出来事が多かっただけに並んだ辰たちを見ていると
来年が良い年になるようそれぞれの思いがこめられているような気がしてきます。
豆皿・ふた物・人形・皿・花器・水注・箸置きなどなど。
それぞれの個性豊かな作品が揃いました。
楽しくユーモラスな辰が並びます。ぜひご覧ください。
HPでも近々一部をアップしますのでこちらもぜひご覧ください。
次回の企画展は来年1月21日(土)〜29日(日)
毎年恒例の「ぐい呑100撰」を開催します。
初めて参加してくれる作家もあります。
写真撮り用のぐい呑も少しずつ集まってきており、確かな手ごたえを感じます。
私たちにとっても1月のぐい呑100撰は年の初めのお祭りのようなものです。
こちらは次回詳しくお伝えします。
巷談舎 山根幸子
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