巷談舎便りvol.064

 

 木々の緑が青々としてきれいです。梅雨までのこの時期が一番好きな季節です。

今年も服部緑地の野外音楽堂で行われた春一番コンサートに行ってきました。
天気は快晴。
いつもはおばさんが必死の形相で走り芝生の場所取りをするのですが、
さすがに走る自信がなくなってきたので、今年は若い人にお願いして
ゆっくりと入場することができました。

まずはLeeの松下さん持参のシャンパンで乾杯!
今回初参加の
Nさんはおいしい日本酒を差し入れてくれ、ビールにワイン、
途中酒屋さんが追加でお酒を配達してくれて、今年もお酒の種類だけは
どこのグループにも負けない充実したものとなりました。

前日の夜からお弁当の準備をしますが、なんといっても一番の楽しみは
松下さんが作ってくれるちらし寿司です。
魚介の燻製がたっぷりと乗ったちらし寿司はとてもおいしく、コンサートの初めのうちは
食べることに専念してしまい、ほとんど音楽を聴いていない状態になってしまいます。

午後から来た人も含めて今年も
18人の大所帯です。
2歳児から60代まで年齢もさまざま。
年に一度この時だけ会う人もいて、これも楽しみのひとつです。

来年もみんな変わらず元気で集まれたらいいなと思います。

さて423()30()「荒川尚也 ガラスが語りかけるもの」を開催しました。

個展の数日前、荒川さんに店の見取り図をFAXで送りました。
個展の際、荒川さんはいつも什器を自分で持ち込みます。
どんなしつらえにするかをあらかじめ考え、それに合った什器を自分で作ります。
前日の搬入でスタッフ
2名と荒川さんがセッティングを終えたのは夜9時。
照明器具に明かりが灯り、荒川尚也の世界が広がります。

次々と新しい試みをする荒川さんですが、今回も耐熱ガラスを使った墨色の茶碗や
透明のガラスの表面を半透明に加工し、手触りを楽しむぐい呑みなどが並びました。

ガラスとの対話が荒川さんの中で次にどんなものを生み出すのか、
また次の個展でどんな変化を遂げるのかとても楽しみです。

今月は 514()21日(水)「田中佐次郎展」を開催します。
昨年に続き
2度目の個展です。前回は酒器のみで行いましたが、
今年は酒器を中心に湯呑や向付などの器もお願いしました。


長い年月をかけて古唐津の研究をし、近年独自の境地を切り開いてきた佐次郎先生。
昨年430日に産経新聞に佐次郎先生の記事が掲載されました。
詳細はこちらをご覧ください。

http://www.koudansha.jp/kikaku/1005-1/sankei.htm

あるときは厳しく叱咤激励してくださる佐次郎先生。
人を楽しませるのが大好きで台風のように周りにいる人たちを巻き込み、
優しくて可愛い佐次郎先生。
14日・15日の二日間いらっしゃいます。
HPでも一部ご紹介いたしますが、ぜひこの機会にご覧いただけたらと思います。

6月の企画展のお知らせ 
 
64日(土)〜11日(土)「若き旗手たち 金重潤平・細川護光」

備前の金重潤平さん・熊本の細川護光さんの二人展です。 

昨年は丹波の西端大備さんを含めた三人展でスタートした企画展でしたが、
残念ながら昨年大備さんが亡くなられたことで二人展となりました。
先日金重さん・細川さんから写真撮りの品が届きました。
近々
DMの撮影をします。こちらは次回詳しくお伝えします。

                               巷談舎  山根幸子

巷談舎便り
Vol.064
2011年5月

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