巷談舎便り
Vol.045
2009年9月



                       巷談舎便りvol.045



 朝夕めっきり涼しくなり、クーラーのお世話になることも少なくなってきました。
昨日夏の名残のようにツクツクボウシが鳴いていました。短い夏が終わります。

先日、桜会の満田さんからお誘いを受け、リーガロイヤルホテルで開かれた
「純米燗 夏の宴」という催しに行ってきました。

東北から九州まで
25の蔵元がブースを設け、それぞれ自慢の純米酒がずらり。
お酒が大好きでおいしいものが大好きの
Yさんと途中で合流し、いざ出陣!
ホテルが用意したビュッフェや蔵元さんが用意した酒肴もあり、目がうろうろ。

両手にグラスを持ち、お酒を入れてもらい席に戻って肴をあてに呑む。
呑むとまた次の蔵元さんに行く。
蔵元さんと席の間を行ったり来たりしているうちにおなかがいっぱいになってしまい、
結局
9ヶ所の蔵元さんしか廻れませんでした。
どこの蔵元さんも一生懸命工夫や努力をしていて、仕込み水も飲ませてもらいましたが、
軟水あり硬水ありでそれぞれの味が違うのには驚きました。
水にあった酒作り、土にあったやきもの作り、素材を生かした料理、
もの作りはみんな同じだなあと思いました。
また次に機会があれば、今度はもう少し動きに無駄をなくし、ゆっくり楽しみたいです。

 

さて、5()から藤井憲之さんの個展が始まります。
藤井さんとは長いお付き合いですが、個展は今回が初めてです。
藤井さんは小坂 明さんの教え子でもあります。
学生時代からの教えは藤井さんの中にしっかりと根付いています。

凛とした青白磁やあたたかみのある白磁のうつわは料理を選びません。
たくさんの料理屋さんや料理好きの方たちに人気があるのも当然のことだと思います。
土ものと違い、土も釉薬も限られた中では形や作りがすべてと言えます。
シャープな形や流れるようなラインは藤井さんならではのものです。

この個展では約
60種類のうつわが登場する予定ですが、これほどの種類を作ると
いうことは、藤井さんが長い間に積み重ねてきた努力の結果にほかならないと思います。
今回は特別に豊中の名店「桜会」の満田さんにお願いして料理を盛り込んでもらい、
写真を撮りました。

5
日・6日の二日間は藤井さんと一緒にお待ちしております。
是非ご覧ください。

 

 次回の企画展は103()10()まで岡 晋吾展−粋−を予定しています。
今回の藤井さん同様岡さんも食器のスペシャリスト。
土ものから磁器のうつわまで幅広いレパートリーで人気です。
こちらは次回詳しくお知らせします。

 

                              巷談舎 山根幸子     

  


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