巷談舎便り
Vol.039
2009年3月


巷談舎便りvol.039 

 

  先日お世話になっている蕎麦屋のあたり屋さんがふきのとう味噌を
持ってきてくれました。甘い味噌とふきのとうの苦味と香りが絶妙で、田楽に
熱いごはんの上にたっぷり乗せたりと楽しんでいます。
一昨日は高知の小坂さんから庭で採れた文旦と八朔が届きました。
正月開けに伺った時に「今寝かしているので、食べ頃になったら送るからね。」と
約束していた文旦です。
厚い皮をむくと内側はふかふかのお布団のようで、果肉の瑞々しさを大事に
守っているようです。
2月の終わりから確定申告の準備や娘の引越しなどでばたばたしていたので、
春を感じさせてくれる贈り物はとても嬉しかったです。

 

2月は21日(土)〜28日(土)まで「壁を飾る・床を飾る」と題して
「飾る」をテーマにしたグループ展を開催しました。
器や花入以外の作品が並ぶ初めての試みで、どこに何を置くかで主人は
とても苦労していました。
飾り終えると店の雰囲気はがらりと変りました。
空間が変ると、空気も変るようで、
1週間楽しむことができました。
この企画はまた
続けていこうと思います。

 

今月は企画展をふたつ予定しています。
37日(土)〜14()「吉井史郎 陶展」を開催します。
吉井さんとは
18年くらいの付き合いになります。
出会ったのは私たちが店を始めて
4年目、吉井さんは独立したばかりの頃でした。

吉井さんは京都で土もの中心に食器・花入・酒器など幅広いレパートリーの持ち主。
玄釉・安南・粉引・伊羅保に加え、数年前より唐津を手がけるようになりました。
8年前に念願の登り窯を昨年は穴窯を築き、やきものに専念できる環境が整いました。
仕事の幅が広がり、これからの活躍がとても楽しみです。

 

328日(土)〜44日(土)は「内田鋼一展」を開催します。
内田さんは昨年の改装のきっかけを作ってくれた恩人です。
(いきさつはこちらをどうぞ)

http://www.koudansha.jp/tayori/0712.htm
http://www.koudansha.jp/tayori/0801.htm

本来なら改装後最初に個展をしたかったのですが、内田さんの都合がつかず
一年遅れの個展となりました。
どんな作品が登場するかは、始まるまでのお楽しみです。

詳細はそれぞれホームページでご紹介します。是非ご覧ください。

 

 4月の企画展は418()25() GLASS WORKS`09」を予定しています。
こちらは次回詳しくお伝えします。

                             巷談舎 山根幸子

追伸
 昨年から今年の
1月にかけて、一部のメールを除き、ほとんどのメールが
迷惑メールとして処理されていたことがわかりました。

なんとなくメールが少ないとは感じていましたが、まさかこんなことになっていたとは・・
お客様の問い合わせにより、いろいろと調べたところ判明しました。
この期間メールをお送りいただいた方がどれほどいらっしゃるのかわかりませんが、
この場を借りてお詫び申し上げます。
今は毎日迷惑フィルターの中をチェックしておりますので、ご安心ください。

                  

 

 


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