巷談舎便り
Vol.038
2009年2月


巷談舎便りvol.038 

 1月のぐい呑100撰にあわせて、いつもお花を入れに来てくれるAさんが桜の枝を
持ってきてくれました。
暖房をつけているため、あっという間に花が咲き、ひとあし早い春を楽しめました。
今は緑の柔らかい葉がつき始め、しばらくは葉桜も楽しめそうです。

 131日に今年最初の企画展「ぐい呑100撰」も無事終わりました。
予想をはるかに超えた点数が集まり、それぞれの作家の方々の一番新しい仕事を
見ることができました。

今回は古賀雄二郎さんが納品を兼ねて愛知県から、期間中には石山哲也さん(信楽)
小澤順一さん(岐阜)がわざわざ来てくださり、とても嬉しかったです。

「気になるから」「もう一度ゆっくり見たいから」と何度か足を運んでくださる
お客様も多く、お気に入りのぐい呑を持って帰られるお客様の嬉しそうな顔を見ると
やきもの屋として嬉しいかぎりです。
ぐい呑を集めている方はお酒を好きな方が多く、お酒を好きな方はおいしいものも好き
ということで、共通の話題でお客様同士が情報交換なさっている場面も見られました。
来年もお酒をおいしく呑むためにこれからの一年呑み過ぎないようにしようと
心に誓い(?)ました。

 

さて、2月の企画展は221日(土)〜228日(土)まで「壁を飾る・床を飾る」
と題して「飾る」をテーマにしたグループ展を開催します。

空間を豊かに彩る花入や陶板が並びます。
出品作家は内田鋼一さん・西川 聡さん・藤井憲之さん・矢尾板克則さん・
脇本博之さんの
5人です。
是非ご覧ください。
詳細はホームページでご紹介しますので、そちらもどうぞご覧ください。

 

 3月の企画展は37日(土)〜14()「吉井史郎 陶展」を
 328日(土)〜44日(土)「内田鋼一展」をそれぞれ予定しています。

 吉井さんは京都で土もの中心に食器・花入・酒器など幅広いレパートリーの持ち主。
玄釉・安南・粉引・伊羅保に加え、数年前より唐津を手がけるようになり、
ますます仕事の幅が広がりました。
内田さんは昨年の改装のきっかけを作ってくれた張本人。
本来なら改装後最初に個展をしたかったのですが、一年遅れの個展となります。

こちらは次回詳しくご紹介します。

お知らせ  今月からの新企画「内村慎太郎の12ヶ月」がスタートしました。      
福岡県前原市の内村慎太郎さんに毎月
3種類の器を作ってもらいます。
どうぞお楽しみに!
      http://www.koudansha.jp/osusume/09uchimura/index.html

                  巷談舎 山根幸子

 

 


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