巷談舎便り
Vol.031
2008年 7月


巷談舎便りvol.031

 7月 に入り、梅雨はどこへいってしまったのか、いきなり真夏がやってきた
ような暑さです。

昨日は久々の休み。主人とふたりで大阪の長居公園に娘のハンドボールの試合を
見に行ってきました。

この暑さの中、たくさんの人たちが思い思いのスポーツに汗を流していました。
お父さんと男の子がキャッチボールをしていたり、おじいさんがテニスの壁打ちを
していたり、高校生がダンスの練習をしていたりと年齢層もさまざまで面白かったです。

半日外にいたため、ふたりともすっかり日焼けしてしまいました。 

 

628日からの「唐津からの風」ではたくさんのお客様に来ていただきました。

初日は梶原靖元さん・内村慎太郎さんが来てくださり、梶原さんに古唐津の話を
していただきました。
古唐津のルーツを求めて、韓国に何度も何度も足を運び、疑問に思ったことを
ひとつずつ解き明かしていく梶原さん。
訥々と語る言葉の端々に唐津に対する熱い想いをみなさんが感じてくださったようです。

お話のあとは、集まっていただいたお客様とお酒を呑みながら楽しいひとときを
過ごしました。

内村さんは今回2度目の来店でしたが、「こういう場を設けてもらい、
お客さまと直接お話ができてよかったです。」

梶原さんからは「大阪のお客さまは厳しいと聞いていて、話をする前は
本当に緊張していましたが、みなさん優しい方ばかりで、
こんなに楽しかったのは初めてです。」と嬉しいコメントをいただきました。

予想していた点数をはるかに超えた点数の作品が集まり、これは嬉しい誤算でした。

四人の作家それぞれに個性があり、唐津の楽しさ、奥深さをあらためて感じました。
この企画はこれからも続けていこうと思います。

 

 さて712日から19日まで「古賀雄二郎(陶)・田代尚照(磁)二人展」を
企画しています。

古賀さんは今回初登場ですが、店を始めた頃から気になっていた作家です。
ベーシックな粉引・刷毛目・灰釉などの食器はとても優しい風合いです。
「初めて土ものを」という方にお奨めの作家です。

田代さんは巷談舎ではすっかりおなじみの作家です。
今回は象嵌染付の器の他に愛らしい色絵の器も登場します。

おふたりそれぞれの持ち味を生かした器の数々を是非ご覧ください。

                              巷談舎 山根幸子


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