巷談舎便りvol.029
ゴールデンウィークも今日で終わり、明日からまたいつもの日々が戻ってきます。
私たちもこの連休は主人の母に会いに島根に帰りました。
母はここ数年足が悪く、だんだん歩行が困難になってきました。
仕事を理由に姉夫婦に頼りっきりだった私たちですが、これからは時間をやりくりして
帰ろうと思います。
3日は緑地公園の野外音楽堂で行われた「春一番コンサート」にでかけました。
友達の友達も含め、総勢16名。
服部のショットバー「Lee」の松下さんがおいしいちらし寿司、シャンパンやワインを
大量に持って来てくれました。
青空のもと、音楽を聴きながら芝生の上で片手にシャンパングラス、片手にちらし寿司。
(食べている間は音楽も耳に入りませんでしたが)とても贅沢な一日となりました。
さて、「GLASS WORKS `08」も無事に終わりました。
今回はグラスなどの食器のほかに荒川尚也さんのランプやキャンドルスタンドが
登場しました。山下達巳さん・山田裕子さんは新作ばかりを出品してくれました。
荒木良忠さんのサンドブラストの醤油差は大好評でした。
渡邊明さんの切子はまばゆい光を放ち、たくさんの方が見入っていました。
今ガラスを取り巻く環境は年々厳しいものになっています。
ガラスを加工するサンドブラストや切子は生地を作るガラス工場が次々となくなり、
生地の調達が困難になっています。
また、度重なる燃料費の高騰は吹きガラスの作家たちにとっては頭の痛い問題です。
とは言え、それぞれの作家のガラスに対する熱い想いは変わりません。
年に一度の「GLASS WORKS」来年も楽しみにしてください。
今月は5月24日(土)〜31日(土)まで「藤井憲之・藤吉憲典 二人展」を
開催します。
藤井さんは食器のスペシャリスト。白磁・青白磁に加え、紫磁・薄墨など
ヴァリエーションも豊か。シンプルでシャープな形は料理映えも良く、
プロの料理人のファンが多いこともうなずけます。
藤吉さんは1966年熊本県生まれ。佐賀県立有田工業高校デザイン科を卒業後、
有田でデザイナーとして働き、1997年佐賀県江北町で独立しました。
染付や赤絵を中心に食器作りに励んでいます。丁寧な仕事ぶりに好感が持てます。
藤吉さんにとって藤井さんは憧れの作家だそうです。
巷談舎では初めての顔合わせですが、使いやすい身近な食器が並びます。
是非お楽しみに。藤吉さんのそば猪口はこちらで紹介しています。http://www.koudansha.jp/osusume/0804/index.html
6月の企画展のお知らせ
6月21日(土)〜28日(土)「唐津展」
出品作家 内村慎太郎・梅田健太郎・梶原靖元・中川自然坊他。
初日は内村さん梶原さんがいらっしゃいます。
梶原さんに唐津の土の話をしてもらう予定です。
こちらは次回詳しくお知らせします。
巷談舎 山根幸子
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