巷談舎便り
Vol.026
2008年 2月

巷談舎便りvol.026

厳しい寒さが続いていますが、いかがお過ごしですか?

1月のリニューアルオープン以来、たくさんの方々にお越しいただき、
ほんとうにありがとうございました。

オープニングパーティーには今回の改装の立役者、内田鋼一さん夫妻、
切子の渡邊明さん夫妻、福岡から内村慎太郎さんが駆けつけてくれました。

寒い中、忙しい中、遠くからわざわざ来てくださったお客さまたち。
お店が終わって、参加してくれた桜会さんの満田さん夫妻。
みなさん、ありがとうございました!

桜会さんのおいしい料理とお祝いに届いた(酒屋ができるくらいの)たくさんの
お酒で楽しい時間を過ごすことができました。
パーティーは初めてのことで、おひとりずつとゆっくりお話できなかったことが
ちょっぴり残念でしたが、またみんなで集まり、楽しいひとときが過ごせる場を
作っていきたいと思います。
出会いはそれぞれですが、ぐい呑
100撰に来てくださったたくさんのお客様
おひとりおひとりから巷談舎に対する暖かい想いをいっぱいいただきました。

ほんとうに「20年やってきてよかったなあ」としみじみ感じました。
これからがスタートです。期待を裏切らないよう、頑張ります!

 今回のぐい呑100撰では、こちらの予想以上に良い作品が集まりました。
唐津の梶原靖元さん夫妻・福岡の内村慎太郎さん・熊本の梅田健太郎さんはそれぞれ
腕をぐんと上げ、たくさんの作品を出してくれました。
若い人たちが確実に育っていることを感じられるということは、やきものやとして
幸せなことです。来年のぐい呑
100撰が今から楽しみです。

 

 さて今月は29日から16日まで名古屋の石原將安さん・由美子さん夫妻の
「雛の宴」を開催します。

將安さんの「土雛」は泥彩が施され、表情豊かで味のある人形です。
由美子さんの「絵付雛」は本体を將安さんが作り、由美子さんが絵付けします。
この絵付けが圧巻。能の衣装をベースにした繊細で緻密な柄にはいつも驚かされます。

石原さん夫妻とお付き合いをはじめて
20年近くになりますが、由美子さんはいつも
將安さんの仕事のマネージメントが主な仕事。
十数年前、將安さんが雛人形を頼まれ、絵付けに悩んでいたところ
由美子さんが後ろからいろいろアドバイスを。
「そんなに言うんだったら、由美子が描いてみろよ!」と思わず口走った彼を尻目に
軽やかに筆を走らせる由美子さん。
作家石原由美子誕生の瞬間でした。

作業の工程を考えるとたくさんの作品を作ることはできませんが、

内裏雛・三人官女・五人囃子が並びます。
初日には由美子さんも来てくれます。
詳細はホームページでもご紹介しますが、やはり間近で見ていただきたいと思います。

  

 3月は22日(土)から29日(土)まで有田の草場勇次さん・奈美子さん夫妻の
「練り上げの器展」を予定しています。こちらは次回詳しくお知らせします。

 

                      巷談舎  山根幸子


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