巷談舎便り
Vol.013
2007年 1月

巷談舎便りvol.013

 

 

 あけましておめでとうございます。このお正月はいかがお過ごしでしたか?
2007年。年も年ですし猪突猛進とはいきませんが、20年という節目の一年、
前向きにこれまで以上に楽しんでいただけるような店にしたいと思っています。
この一年が皆様にとって心豊かに、実り多い一年となりますように・・・。
そして、今年も「巷談舎便り」どうぞよろしくお付き合いください。

 昨年の元旦は私のミスから、ホームページが約一ヶ月開かないというアクシデントがあり、
大騒ぎの幕開けとなりましたが、おかげさまでこの一年の間になんとか自力で

ホームページの更新だけはできるようになりました。 


 さて、新春第一弾の企画展は毎年恒例の「ぐい呑100撰」です。
今年は
127日から23日までの予定です。陶器・磁器・ガラス・漆など約三十数名の
作家のぐい呑・徳利・片口などおいしくお酒を楽しむための器が約
400点並びます。
今回初登場の作家の方たちもあり、より一層パワーアップしたぐい呑展になりそうです。
ではここで初登場の作家の方たちを簡単にご紹介します。

 上原治夫さん(福岡県前原市)・・・食器のスペシャリストです。昨年唐津に行った時、
「いいものを作っている人がいるから是非紹介したい。」と言う友人のおかげで出会う
ことができました。工房に並んでいる作品は陶器・磁器の食器でどれもすっきりと
シンプルで洗練されていました。なんとなく見覚えがあるなあと思っていたところ、
私たちが店を始めた頃よく読んでいた「四季の味」に出ていた上原さんだったのです。
 

 大隈美佳さん(伊豆)・・・おととし、高知の小坂さんに紹介してもらい、巷談舎では
「こどもの食器シリーズ」を作ってもらっています。昨年は田代さんとの二人展をお願いし、
ポップな色彩と絵がとても素敵でした。二人展の時は伊豆からわざわざ日帰りで
(強行軍ですよね)来てくれました。
今回、写真撮りに送ってくれたぐい呑はとても大ぶりで
本人曰く「酒飲みがばれた。」
とのこと。

 梶原靖元さん(唐津)・・・この人を紹介するとしたら「古唐津の求道者」。
古唐津を求め、何度も韓国に行き、古唐津がどのようにして生まれたのかを日々研究して
います。そのため窯も非常に原始的なもので、この窯から生まれた作品はどこかおおらかで
素朴です。
今回は奥様の妙子さんも参加してくれます。

 西川 聡さん(伊豆)・・・以前からとてもいいものを作るなあと思っていました。
陶器に漆を焼き付ける技法は巷談舎でも小坂さんの作品でおなじみですが、
西川さんの作品もまた一味違って心惹かれるものがあります。
今回思い切ってお願いしたところ、快く
引き受けてくれました。
実は前述の大隈さんの旦那様でもあります。

 大蔵達雄さん(伊豆)・・・ダイナミックな根来塗はとても味があります。
昨年、備前での個展の帰りにひょっこり店に来てくれました。最初はお客さんだと思って
応対していたのですが、話がはずむうちに大蔵さんだとわかり、ミーハーの私は
大感激してしまいました
今回酒器だけではなく、「ぐい呑のディスプレイに使って
ください。」とお盆も送っていただきました。

 また、昨年のぐい呑展に良い作品がないのでという理由で参加してもらえなかった
池西剛さん
12月にたくさんの作品を持ってわざわざ来てくれました。
忙しすぎて、今年は無理かなと思い、
DMに名前を入れていなかった内田鋼一さん
年末に送ってきてくれました。
本当にありがたいです。

 ぐい呑100撰はホームページの企画展のコーナーで順次アップしていきますが、
ここに入りきれない作品は「酒器いろいろ」でもご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
(全ての作品は無理ですが・・・。)

 2月の企画展・・・224日(土)〜33() 「備前展」
次回詳しくご紹介いたします。 

                     巷談舎  山根幸子

                  


戻 る Home