巷談舎便り
Vol.012
2006年 12月

巷談舎便りvol.012

 

いよいよと言うか、とうとう12月。師走になりました。
1年があっという間に過ぎていきます。
おかげさまで
1122日に巷談舎は満19歳になりました。20年目に突入です。

主人と二人、右も左もわからないままに勢いだけで始めた店でしたが、気が付いたら
19経っていました。

私が
??歳になったということは、最初の頃から来てくださっているあの方も
この方も同じように年を重ねてきたんだなあ・・・。
付き合っているころから店に来てくれているカップルが数組。結婚し、赤ちゃんを
見せに来てくれます。
お孫さんの写真を見せに来てくださる方たちも増えました。
命はつながっているのだと感じます。

お付き合いしている作家も同じくらいの世代が多く、ここ何年かの共通の話題は
もっぱらこどもの進路のこと。それもそろそろ終わりです。
こどもたちはそれぞれ自分の道を歩み始め、子育ては卒業。
これからは夫婦仲良くするしかありません。
この
19年、本当にたくさんの方たちと出会うことができました。いろんな人に支えてもらい、
励ましてもらい恵まれた
19年を過ごすことができました。

 

 最近、店に若いお客様が増えました。その多くは20代後半から30代の料理人たちです。
今修業の真っ最中の人、これから独立する人、独立したばかりの人。
ジャンルもいろいろでみんな希望にあふれ、話しているだけで元気をもらえます。
うちの店で偶然出会い、同じ年代ということもあって、互いの店に行き来し、
すっかり仲良しになった人たちもいます。
人の輪が広がっていくお手伝いができるのもこの商売の楽しみのひとつです。

共通しているのはとっても礼儀正しく、明るく素直な点です。
それぞれの師匠の育て方が上手なのはもちろんですが、師匠の努力する姿を
しっかり見ていて、それを吸収できる資質みたいなものがあるんだろうなと思います。
5年後・10年後がとても楽しみです。

 さて12月は企画展お休みします。干支にちなんだ作品が何点か来る予定です。
入り次第
アップします。(どんなものが来るのか私たちにもわかりません。)

 来年の企画展は127日からの「ぐい呑100撰」でスタートします。
20年目ということもあり、力が入ります。初登場の作家も何人かいらっしゃいます。
(ここで言いたいけれど内緒です・・)

「ぐい呑100撰」については次回の巷談舎便りで詳しくお知らせします

  

                        巷談舎  山根幸子


 

 

 


 

 


                  


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