巷談舎便り

巷談舎便りvol.094

 秋も深まり、街の木々も色づきはじめました。と書いたのが4日前のこと。
秋を飛び越え、いきなり冬がやってきました。
慌てて冬用の布団やダウンジャケットを引っ張り出しました。
昨日のテレビで真っ赤に色づいた紅葉の上に雪が積もっている様子を
目にしました。
一ヶ月前はあれほど暑かったのに、体がついていけません。

9月の中頃、主人が水仙の球根を持って帰ってきました。
帰る途中のマンションの前に段ボール箱が置いてあり、
その中に球根がたくさん入っていたそうです。
「水仙の球根です。どうぞお持ち帰りください。
10月に入ってから植えてください。」と書いてあったそうです。
「粋なはからいをする人がいるんだなあと思って、
せっかくだから少しいただいて帰って来たよ。」と主人。
誰かはわかりませんが、こういうのって嬉しいです。

10月になるのが待ち遠しく感じられました。
10月に入り、自宅と店の庭にそれぞれ植えました。
私が植えた数日後、店の庭に主人が植えました。
後日ネットで調べたら、植える時期は気温が低くなってからと
書いてありました。
10月初めはまだ気温が高く、芽が出るかどうか気を
もんでいましたが、11月に入りやっと芽が出ました。
毎日少しずつ大きくなっています。
黄色い水仙かな?白い水仙かな?
どんな花が咲くのかとても楽しみです。

 10月20日から主人が久々に唐津に行きました。
約一週間かけて内村さん・岡さん・梶原さん・竹花さん
矢野さん・佐次郎先生・自然坊さんのところを廻って帰ってきました。

初日は梶原さん・竹花さんと呑み、次の日は佐次郎先生のところに
泊めていただき、最後の日は熊本の梅田健太郎さんと共に
武雄温泉の東洋館さんに泊まり、ゆっくり温泉を楽しみ、
明け方まで話をしたそうです。
本当に仕事?と言いたくなりますが、「あー!行って来てよかった!」と
言って帰ってくるので、唐津行きは主人にとってのビタミン剤のようなものかなと
納得しています。

主人はいつも車で行って、車で帰ってきます。
待っているこちらは途中で事故がないかと無事に帰って来るまで
とても心配です。
毎日走り回り、今回はさすがに疲れたようで、下関からフェリーで
帰ってきました。「団体さんが入っているので個室になります。」と
言われ喜んだのも束の間、部屋に入ると畳一枚分の部屋だったそうです。
することがないのでひたすら寝ていたそうですが、
車を走らせているよりは体は楽だし、こちらも安心。
時間がかかってもフェリーを使って欲しいものです。

 さて10月・11月の企画展はお休みです。
次回の企画展は12月14日(土)から28日(土)まで
毎年恒例の「2014干支展・午」を開催します。

来年の干支「午」をテーマに人形や絵皿が並びます。
出品してくれるのは石山哲也さん(滋賀・陶)・岡さつきさん(佐賀・磁)
川井ミカコさん(奈良・陶・木・金属)・小澤順一さん(岐阜・陶・磁)
津守愛香さん(滋賀・陶)・山田裕子さん(奈良・ガラス)の6名です。

岡さつきさんは今回初めて参加してくれます。
主人が岡さんのところで干支展の話をしたところ、
「私も参加したい!」と言ってくれました。

陶器・磁器・木と金属・ガラスなどいろいろな素材で作られた
「うま」が並びます。
楽しい企画展ですのでぜひご覧ください。



                 巷談舎 山根幸子                           
             

Vol.094
2013年11月

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