巷談舎便りvol.061

 ここ数日寒さがゆるみ、店の行き帰りにご近所の梅を楽しむ余裕もできました。

また今週末からは寒さが戻るようで、春の訪れが待ち遠しいばかりです。

 ぐい呑100撰が終わった翌日、主人と東京へ行ってきました。
田中佐次郎先生の日本橋三越の個展を見に行くためです。
茶碗や器、花入など図録ではなく、実際にこの目でしっかりと
見てみたかったからです。


佐次郎先生に引き合わせてくれたMさんと三越で待ち合わせ会場に行きました。
ひとつひとつの作品の存在感に圧倒されました。

佐次郎先生に夕食を誘っていただき、時間があったのでMさんと3人で
浅草へ行きました。

Mさんと私、浅草は初めてで、日曜日だったこともあり、人・人・人・・・
それでも浅草寺で無事お参りを済ませ、スカイツリーも見て、
観光気分を味わいました。

夕方佐次郎先生と先生の友人Yさんと私たち3人で食事に行きました。
いつもの通り佐次郎先生は歌あり連想ゲームありとその場に居合わせた
人たちみんなを巻き込んで楽しませてくださいました。

さて今年最初の企画展「ぐい呑 100撰」ではたくさんのぐい呑が並びました。

1月に入ってから少しずつ集まっていたので、早くから準備をしてはいましたが、
その数約
600点。
私はプライスカードを作ることとホームページをアップする準備に追われ、
主人はバランスよく並べるのに
かなりの時間がかかり、
久々の徹夜となりました。

朝一番のお客様は単身赴任で大阪に来られたNさん。
お料理屋さんで手に取った渡邊さんの切子に一目惚れなさったそうです。

いつも初日に来られるOさん夫妻。
毎回「巷談舎」の名前入りの焼酎ありがとうございます。

学生時代に唐津の徳利をもらったことがきっかけで唐津をこよなく愛する
H
さんは昨年からまた唐津詣でが始まったそうです。

Tさんは今年も弟さんの誕生日のプレゼントを選びにきてくれました。

いつもぐい呑持参のIさん。
今年は古い帆柱の盃を見せていただきました。とてもすてきな盃でした。

Kさん夫妻の赤ちゃん、少し見ないうちにすっかり大きくなっていました。

遠くからわざわざいらっしゃる方も多く、本当に頭が下がる思いです。

毎年楽しみにきてくださるたくさんのお客様とぐい呑やお酒談議に花が咲き、
とても楽しい
1週間でした。

来年も期待を裏切らないぐい呑100撰にしたいと思います。

2月の企画展は219日(土)〜26日池西 剛「食の器30趣」を開催します。
池西さんとはもう15年くらいのお付き合いになりますが、
今回はじめての個展となります。

個展をすることは実はずいぶん前から決めていましたが、
「せっかく個展をするのだから、何かテーマを決めてしよう」と
池西さんと話していました。

味のあるぐい呑や茶碗で評価の高い池西さんですが、器もとても良く、
今回器を中心にした個展をお願いしました。
昨年
30種類の器の写真を撮り、先日図録がやっと出来上がりました。

単品も含めて60種類の器が登場する予定です。
一切の妥協を許さない池西さん。
このあとどんな作品が届くのか楽しみです。ぜひご覧ください。

ホームページでも一部ご紹介しますので、しばらくお待ちください。

3月の企画展 319()26() 「内田鋼一 展」を開催します。

                       巷談舎  山根幸子

巷談舎便り
Vol.061
2011年2月

戻 る Home