巷談舎便りvol.046

　昨日高知の小坂さんから山栗とゆず胡椒とシソの実漬けが、武雄の井上さんから
みかんが届きました。

山栗は小坂さんが犬の散歩の途中に拾い集めたもので、ゆず胡椒とシソの実漬けは
奥さんのゆみこさんの手作りです。（どちらも本当に力作です！）
みかんはまだ黄緑色ですが、とても甘くておいしいです。
心のこもった贈り物に感謝しながらおいしくいただいています。


9月5日から12日までの藤井憲之さんの個展ではたくさんのお客様が
いらっしゃいました。
普段仕事場で黙々と仕事をしている藤井さんですが、いらっしゃったお客様に
一生懸命に説明をしてくださり、皆さんとても喜んでお帰りになりました。

土も釉薬も限られた条件の中では形が勝負と言えます。
藤井さんはいつも「いやあー、僕なんか作家でもなんでもないよ。」と照れますが、
お話を聞きながら、長い年月こつこつと努力を積み重ねてきた人の重みを感じました。

　さて、10月3日〜10日まで「岡　晋吾展−粋−」を開催しています。
岡さん、個展の日にちを一日間違えて前日の2日に来てくださいました。
まだ入れ替え中で作品を出すのを手伝ってもらい、とても助かりました。
今回は全部で114点の作品が並びました。

岡さんには引き出しがたくさんあり、白磁・青磁・染付け・安南・赤絵・唐津と
本当に多種多様でどれをとってもなんとも言えない味があります。
今回はアジアをテーマに前回とは絵付けの雰囲気が少し違います。
陶板や香炉もとても素敵です。

また、DMにはありませんが、奥さんのさつきさんの染付けも並んでいます。
もともと染付けをされていましたが、子育てが一段落したので今回の個展で
再デビューです。
長いブランクを感じさせない柔らかい染付けです。

個展の一部をアップしましたのでこちらをご覧くださいhttp://www.koudansha.jp/kikaku/0910-1/index.ht

　次回の企画展は10月31日（土）〜11月7日(土)まで「渡邊　明　切子の世界」を
開催します。
今回で2回目の個展ですが、「ぐい呑100撰」・「GLASS WORKS」で渡邊さんの切子を
ご覧になった方も多いと思います。
深いカットと丁寧な磨きで作られた切子は複雑な光を生み出し、思わず引き込まれそうに
なります。
カットしたガラスを何層にも重ねた積層シリーズも登場します。
31日・1日の二日間は渡邊さんもいらっしゃいます。
是非ご覧ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巷談舎　山根幸子