巷談舎便り
Vol.033
2008年 9月


巷談舎便りvol.033 

 

 9月に入りました。夜には虫の音も聞こえてきます。
真夏のうだるような暑さではなくなりましたが、まだまだ日中の日差しのなかでは
帽子や傘が必要ですね。

 8月の感謝祭セールの前に主人とふたりで四国に行ってきました。
四国行きの目的のひとつは池西 剛さんの仕事場に行くことでした。
今回はしまなみ海道を通って四国に入りました。
途中大三島に寄り、大山祇神社にお参りをしました。
たくさんの島を渡り、瀬戸大橋や明石海峡大橋とはまったく違う景色を楽しむことができ、
旅行気分を楽しむことができました。

池西さんとは10年以上前からお付き合いがあり、毎年ぐい呑展の時に必ず
出品してもらっています。
いつも池西さんが店に来てくれ、それに甘えて池西さんのところに行ったことが
なかったのです。
池西さんの仕事場は登り窯と小さな穴窯、青いビニールシートにおおわれた
いくつもの土の山が敷地のほとんどを占めていました。
仕事場を見せてもらったことで池西さんのやきものに対する想いがしっかりと
伝わってきました。

次の目的地は高知の小坂 明さんの家です。
個展を控え忙しい中、私たちを楽しませようと今回もいろいろ計画を立てて
くれていました。
ゆみこさんの料理はどれもとてもおいしく、今回食べたスペアリブの黒酢煮は
大阪に帰ってから早速作りました。
海を眺め、満天の星空を眺め、ゆったりとした時を過ごしました。
(もちろん仕事もしました。)

 池西さんのぐい呑は箱ができ次第、店に届きます。
小坂さんの織部や焼〆拭漆の新しい作品は今店に並んでいます。

 さて 今月は920日(土)〜27日(土)まで「岡 晋吾 展」を開催します。
岡さんが有田から唐津に移り5年になりました。
唐津焼のメッカにいながらも、岡さんは独自のスタンスで自分の仕事に励んでいます。
この春、かねてからの念願であった薪窯を築きました。
このことで作品の幅がより広がっていきます。
白磁・安南・染付を中心に薪窯で焼成した作品も登場します。

20
日・21日は岡さんも唐津から来てくれることになっています。
是非お越しください。

次回の企画展は1011日(土)〜18日(土)
備前 川端文男さん・脇本博之さんの
作品展を企画しています。
こちらは
10月の巷談舎便りで詳しくお伝えします。

                             巷談舎 山根幸子


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