巷談舎便り
Vol.027
2008年 3月

巷談舎便りvol.027

3月に入り、少しだけ春の訪れが感じられるようになりました。
確定申告もようやく終わり、晴れ晴れとした気持ちです。

 2月に主人とふたりで熊本と唐津に行ってきました。
熊本の梅田健太郎さん、唐津の中川自然坊さんに会うのが主な目的でした。

梅田さんの仕事場に行くのは今回が初めてで、食器を選ぶにしても自分の眼で
確かめて買いたい、注文したいと思ったからです。

仕事場は広く、いろいろな土や試作のものがあり、一日の大半をここで仕事に
没頭している様子が師匠である自然坊さんの姿と重なりました。

翌日は梅田さんの運転で唐津へ。私は自然坊さんと奥さんに会うのは1年ぶり。
(主人と自然坊さんとトリオの)
Gさんも来てくれました。Gさんはお寺の住職さんで、
店の改装のお祝いにと大切なお軸をプレゼントしてくれました。
(このお軸は今店の床の間に飾っています。)

梅田さんは師匠の前でちょっぴり緊張ぎみ。
梅田さんの品を注文した話に「健太郎のものをキャンセルして、俺のものを買え!」
自然坊さんのひとことで一同大爆笑。

昨年と同じようにみんなで温泉に行き、その後食事に。
楽しいおしゃべりとおいしい海の幸に大満足の幸せな夜でした。

さて、29日からの石原將安さん・由美子さんの「雛の宴」。
店の中がほんとうに華やぎました。

由美子さんは更に腕を上げ、複雑で細かい絵付けは感動ものでした。
初日は
11年ぶりの大雪で、名古屋からわざわざ由美子さんが来てくれました。

この雪の中、お茶会の帰りに
Nさんが来てくださいました。
由美子さんの参考になればと着物で来てくださいました。
もちろんタクシーもなく、「店に着いて山根さんを見た途端思わず
うるうるしてしまいました。」とのこと。本当に頭が下がる思いです。

今回は実家のお母様へのプレゼントの方が多く、
それぞれに喜んでいただけたことと思います。

今月は22日から29日まで有田の草場勇次さん・奈美子さんの
「練り上げの世界」を開催します。

土に彩色し、重ね合わせたり、組み合わせて模様を作る練り上げの技法を使い、
季節の花や青海波などの美しい器の数々はまさに草場マジックです。

難しい磁器の焼〆も更に進化し、毎回新しい試みの作品が登場します。
今回は草場さんが
22日から、奈美子さんが23日にいらっしゃいます。
ホームページでもアップしますので、是非ご覧ください。

4月の企画展のお知らせ
4
19日(土)〜26日(土)GLASS  WORKS`08
荒川尚也・荒木良忠・山下達巳・山田裕子
次回詳しくお伝えします。

                           巷談舎  山根幸子



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