巷談舎便り
Vol.025
2008年 1月

巷談舎便りvol.025

 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年12月初めに始まった改装工事も今日で終わりを迎えます。
すっかり様変わりした店を見て、この一ヶ月がとても貴重なものに思えます。

最初は壁の色ひとつとってもなかなかイメージがわかず、手伝うといっても
何をすればいいのかわからず、ただうろうろするばかりでした。
漆喰の壁塗りをした頃からだんだんと自分たちのできることが増えていき、
がぜん楽しくなりました。
主人は入り口のクロスをはがすのに四苦八苦。私はサンドペーパーを肌身離さず
持ち歩き、木という木を磨きまわりました。
漆喰やペンキ塗り、オイル仕上げなど初めてのことだらけでしたが、
日に日に自分たちの店が出来上がっていくのを実感できました。

8日に内田さんが奥さんの京子ちゃんとスタッフのM君と3人で什器を搬入しに
来てくれました。大きなトラックにまずびっくり!
次々と運び込まれる什器を内田さんが指示した場所に置きます。

店の改装をプロデュースすると決めた時から頭の中にまるで写真のように
このイメージが写っていたらしく、どれもぴったりと収まったのです。
やはりただものではありません。

忙しい中何度も足を運んでくれたり、電話をくれたり、なにより私たちの背中を
押してくれたのですから・・・。本当に感謝しています。
あんまり嬉しいので「鋼ちゃん、抱きついてお礼を言いたいくらい!」
と言ったところ「それだけは勘弁して・・」とのことでした。

施工を引き受けてくれた豊川さんはいくつもの現場を抱え、少ない予算で
度重なる変更にも柔軟に対応してくれました。
豊川さんは工事を進めていく中でいろいろな提案してくれました。
また、以前什器として使っていた棚を無駄にすることなく、随所に使うことで

20
年の私たちの歩みを残してくれました。

豊川さんと共に施工をしてくれた
O君、K君、電気工事のSさん。
みんなとても優しい人たちで、豊川さんを慕って集まってきた仲間です。
O君は役者で大工をK君はシタール奏者で左官をそれぞれ受け持っています。
電気工事の
Sさんは手の空いた時には壁塗りやちょっとした大工仕事を
手伝ってくれました。
ほぼ
1ヶ月一緒にいると私たちもチーム豊川の一員になったようで、
この心優しい人たちとお別れかと思うと寂しい気がします。

110日にみんなの想いが詰まった新しい巷談舎はスタートします。
そしてリニューアルオープン初の企画展は毎年恒例の「ぐい呑
100撰」です。
119日(土)〜26日(土)まで開催します。
40名近くの作家の酒器約400点展示します。

詳しい内容はホームページでアップしますので、そちらをご覧ください。
また
19日にはささやかですがオープニングパーティーを予定しています。
楽しい企画展にしたいと思っています。

是非お越しください。

 2月の企画展は29日(土)〜16日(土)まで石原將安・由美子さんの
「雛の宴」を企画しております。
ぐい呑
100撰の話と「雛の宴」は次回詳しくお伝えします。

                         
                       巷談舎 山根幸子

 

 

 

                             


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