巷談舎便り
Vol.019
2007年7月

巷談舎便りvol.019

 

 梅雨に入りました。普段自転車で移動することの多い私には(傘をさして
乗るということができないので)雨が降ると少し気が重いのですが、
これも運動不足解消のためと思い直し、できるだけ早歩きをします。

 昨年から年相応に更年期障害のひとつ、ホットフラッシュの症状が現れ、
とっても汗かきになってしまいました。
寒がりだったので冬はなんとなく得したように思うのですが、夏はちょっと大変。
手に汗にぎるとか捻り鉢巻とか首にタオルを巻くとか、こういうことなのかなあと
思ってしまいます。
残念ながら、店では捻り鉢巻も首にタオルを巻いた姿もお見せできません。
今年から
35度以上の日を「猛暑日」と呼ぶそうですが、聞いただけで汗がでそうです。

 先日、田代尚照・友枝 敏 二人展が無事終わりました。
「描く」をテーマにしただけあって、お二人共になかなかの力作揃いでした。
染付けと赤絵の絵付けの作品ばかりで、並べにくいかなと思っていましたが、
並べてしまうとお互いを邪魔するようなことはありませんでした。
それぞれのファンの方がいらっしゃり、喜んでいただけたと思います。

 さて、今月は721日(土)から28日(土)まで内田鋼一展を企画しています。
実に4年ぶりの個展です。内田さんと出会ったのは、今から15年ほど前です。
当時、名古屋の作家たちの間でいいものを作ると話題になっていました。
個展の葉書を見せてもらい、ずっと気になっていました。
ある日、店に若い男の子が来ました。
いろいろなものをひとつひとつ手にとって、丁寧に見ていました。
触り方でやきものをやっているんだろうなあと思いましたが、
特に話はしませんでした。
それからしばらくして、また彼がやって来ました。とても印象に残っていたので、
今度は話かけました。「内田鋼一です。」と彼が言いました。
こうして、内田さんとの付き合いが始まりました。
ここ数年超がつくほど忙しい内田さん。やきものの世界だけでなく、
建築の世界にも活躍の場を広げています。
先日打ち合わせに行き、巷談舎らしく食器を中心にいろいろ作って
もらうことになりました。久々に急須も登場します。

どんな作品ができあがってくるのか、私たちも楽しみです。
是非、ご覧ください。

 8月は暑いので、企画展もひと休みです。
次回は内田さんの個展の様子をお伝えします。

 

                       巷談舎 山根幸子

 

 

  

 

 

 

 

 

                    

 

                     

                  


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