巷談舎便り
Vol.011
2006年 11月

巷談舎便りvol.011

 

 早いもので、今年もあと2ヶ月となってしまいました。
ばたばたしているうちに1週間があっという間に過ぎ、気がついたら1ヶ月経っている
というかんじでここまで来てしまいました。

10月の1ヶ月間、娘と娘の友達が教育実習で帰って来ていました。
娘たちは専門が保健体育で、授業が体育の場合実際に実技を先生役と
生徒役でやってみるそうで、帰ってくるのは連日
10時過ぎ。 
朝早く出て、夜遅く帰って来る二人のために、久々に「お母さん」を楽しんで
やらせてもらいました。
それぞれが、ちょっとずつ気を使い、夫婦喧嘩もなく!?無事に終わってほっとしています。
(主人も女ばかりで大変だったと思います・・・)

 

備前の川端さんの窯出しに行った主人が栗の渋皮煮をお土産に持って帰ってきました。
川端さんの奥さんのお手製です。この時期、川端さんのお宅に伺うと必ずいただくのです。
以前、あんまりおいしかったので自分で作りましたが、これがなかなか大変。
渋皮を剥いてしまわないように鬼皮をとり、重曹であくぬきをした後、
渋皮の筋を竹串で丁寧に取り・・・といった具合。
下ごしらえだけでもかなりの手間がかかります。
窯詰めから窯出しまでの眼の回るような忙しさの中で渋皮煮を
作っていらっしゃる姿を想像すると、本当に頭が下がる思いです。

 

 年に1回、大学時代の友人たちと学生時代を過ごした京都でミニ同窓会をします。
いつも個展と重なったり、都合が悪くてなかなか顔を出せないのですが、
今回は私の都合を優先してくれて
1021日に京都へ行って来ました。
大丸で待ち合わせ、総勢
8名のおばさんたちはそれぞれに歓声をあげながらの再会。
すっかり
30年前の女子大生にもどっていました。
それぞれに年齢を重ねていますが、人間そうそう変わるものじゃないですね。
(体形は別として・・・)

食事の前に六角堂へお参り、ここには京都のへそ(中心)と言われる「へそ石」があるのです。
「へそ石餅」がおいしいというので、みんなでまずお土産を確保。

お昼は錦市場に近い町屋を改造したレストランで食事をしました。
私たちが通された部屋は蔵を改装したもので、なかなかの雰囲気でした。
昔から知っている古い建物がレトロなカフェに変身していたり、
油取り紙で有名なお店がカフェをあちこちでやっていたり、やはり京都は観光のメッカですね。
いっぱいしゃべって、笑って、私にとってビタミン剤のような一日でした。

 

次回の企画展は来年1月の「ぐい呑100撰」。それまでちょっと一休みさせていただきます。
1122日でまる19年。いよいよ20年目に突入です。

                      巷談舎  山根幸子

 


                  


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